「BANANAFISH」の作者、吉田秋生(よしだあきみ)さんの作品と経歴について、検索をしました。顔が美人であること、結婚相手の旦那さんについて、漫画家活動40周年について、また年収についてお伝えいたします。
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吉田秋生さんの作品と経歴について
吉田秋生さんは日本の漫画家です。誕生日は1956年8月12日です。東京都渋谷区の出身です。性別は女性。武蔵野美術大学を卒業しています。
1977年に「ちょっと不思議な下宿人」で活動を開始しました。普通に考えると21歳の時なので大学在学中に漫画家デビューを果たしたことになります。
吉田さんはその後、「ざしきわらし」「悪魔と姫ぎみ」を発表。1981年に「悪魔と姫ぎみ」はアニメーション映画化されて公開されています。
1979年には「カルフォルニア物語」を発表。そしてその番外編である「夢の園」を発表。
1983年に「吉祥天女」「夢みる頃をすぎても」を発表しました。
「吉祥天女」は浅井由似子のクラスに叶小夜子が編入してくることから話が始まります。
叶小夜子は土地の山林王である叶泰三の孫娘であり、なおかつ深窓の令嬢風の美貌を持っていて、男子女子ともども注目の的になります。
もともと叶家は代々女系家族であり、そのため可愛がっていた叶泰三は小夜子に財産を譲ろうとしていました。このことを知り、その財産を自身のものにするために周囲の人間がそれぞれに画策をする、といったストーリーです。
この漫画のタイトルである「吉祥天女」の意味についてですが、吉祥天とは「五穀豊穣」をもとに崇拝されるヒンドゥー教の女神の一人です。母に鬼子母神、夫は毘沙門天としています。
と考えると「吉祥天女」はもともと神話的物語とも考えられます。つまり神話をなぞることで物語の解体を行える一種の精神分析物語とも捉えられます。
主人公の叶小夜子は美貌を持ちながらも、自分が社会的には非力であることを知っている女性です。女系家族とはいえ、もともとは祖父の叶泰三の孫として、可愛がられていたからこそ、財産を得られる権利を手に入れたのです。
しかし、自身の努力によって得られた権利を、周囲の人間は奪おうとします。この時に叶小夜子の持つ悲しみはいかようなものでしょうか。
男性ならば、当たり前に父の権限を得られ、財産の相続権を得ることができる。しかし女性であるゆえに、多くの努力をしいられ、女系家族であるということが日本においてマイノリティーであるゆえに、生まれた時より得られた当たり前の環境さえも否定されてしまう。
日本の持つ狭い家系性が、多くの人に認知されるためには、神話的物語と環境を当たり前に授与できない「受け入れざる物語」が精神分析に必要になるのです。
また、反対に叶小夜子とかかわる男性はみな自己破壊的な存在になってしまいます。これは女性に受け入れられなければ、自分自身の権利を主張できない男性の弱さを家系的な部分で描いた作品です。
1984年には「河よりも長くゆるやかに」を発表。
「基地の町」で暮らす兄弟と米兵たちの生活を描いたものですが、「吉祥天女」とは対照的に、あまり恵まれた環境とは言えない場所で育つ主人公能代俊邦が軽やかに自分の人生を受け入れていく物語です。
選択において、人生をインテリジェンスで読み解くよりもコミュニケーションで解決をはかることをテーマにした物語であり、1984年というとジョージ・オーウェルが1949年に近未来をテーマに全体主義による支配と恐怖を描いた作品です。
レディオヘッドが「2+2=5」という曲で全体主義や「1984」に対する当てこすりを行い、村上春樹は「1Q84」において、過去にもしかしたらあったかもしれない物語として、魂の結びつきを描いています。「1Q84」のQはクエスチョンのQの暗示にも似て、一種の暗号としても読み取れます。
ジョージ・オーウェルの「1984」を暗号として読み取ったのが村上春樹の「1Q84」なのでしょう。
そこには無意識に何か(ジョージ・オーウェルの場合は全体主義)に支配されていることに対する暗号を解読しようとする意志が感じられ、過去の記憶やスモール・ピープルなどが登場して、一度「1984年に戻ると二度と戻れない」のは失われたものを求める旅には終わりはないからかも知れません。
1985年には「Bobby’s Girl」1986年には「BANANA FISH」を発表しました。
「BANANA FISH」は「別冊少女コミック」に連載をされました。連載期間は1986年から1994年まで。コミックスで全19冊出ています。
主人公はダウンタウンのストリート・キッズのボスのアッシュ。アッシュは孤独と精神的外傷を得ているため、自己嫌悪、罪悪感にさいなまれながら自分の人生を切り開いていきます。
タイトルの「BANANA FISH」は麻薬の一つで、薬物暗示で人間を廃人とすることが可能な物質をさします。
もともとはサリンジャーの「バナナフィッシュにうってつけの日」からタイトルで、この小説は主人公がなぜ自殺してしまうのか、読者にもわからないソリッドは短篇になっています。
アッシュは日本人の奥村英二と出会い、心が癒されていくが、英二を命がけで守ろうとするがゆえに、英二の存在が最大にして唯一の弱点となってしまいます。
そのため、自分自身の人生を歩もうとしたアッシュは英二と別れると同時に、殺されてしまいます。
この漫画の特徴は、スラムの中で孤独な魂たちがいかに生きるかがテーマであり、一種の群像劇となっています。
またその群像の背景はアメリカのカルフォルニアであり、犯罪や殺人が容易に起こることにリアリティがあります。
その当たり前の背景に薬物、つまり暗示効果が存在することがこの漫画の特徴です。リアリティのある風景や登場人物だからこそ、あり得るだろう孤独な魂の救済、そしてこの漫画を読む読者も「BANANA FISH」という暗示にかかっているのです。
この物語では残念ながら、手紙から自分自身の魂の自由を得たアッシュは「図書館」の外に出たとたんに殺されてしまいます。アッシュは刺されながら「図書館」の中に戻り、意識を失ってしまいます。
この最後の暗示こそ、「BANANA FISH」という物語の暗示であり、もう一度読みたくなる仕掛けを持っているのです。
1995年には「BANANA FISH」の番外編の「PRIVATE OPINION」を発表。
1989年に河出書房新社から「無敵のライセンス」1993年には筑摩書房から「ハナコ月記」、1995年には小学館から「ラヴァーズ・キス」を発表。
1996年には小学館から「YASHA-夜叉-」を発表しています。
2004年には小学館から「イヴの眠り」を発表。
2007年には是枝裕和監督によって映画化もされた「海街dairy」を発表しました。
また「吉田秋生 The Best Selection」及び「吉田秋生 The Best Selection 2」も発表しています。
映像化されたものに「ざしきわらし」が「世にも奇妙な物語」で映像化され、「YASHA-夜叉-」「吉祥天女」もTVドラマ化されています。
映画では「櫻の園」「ラヴァーズ・キス」「吉祥天女」「海街diary」が映画化されています。
また2018年に「BANANA FISH」がテレビアニメ化されるそうです。楽しみですね。
吉田秋生さんの顔が美人で可愛い
吉田秋生さんの顔が美人であるという評判があります。実際に写真を確認してみましょう。
美人で可愛いですね。いつ頃の写真でしょうか。いつ頃の写真なのかは、わかりませんでした。たぶん若いころの写真ですね。
ブログ読者様から情報を頂き、こちらの方はモデルの山口小夜子さんのことです。
間違った情報を載せてしまい申し訳ありません。
下の画像が吉田秋生先生です。
引用元:Twitter
吉田秋生さんの結婚相手と旦那さんについて
吉田秋生さんは結婚されているのでしょうか。検索をしてみました。すると女優の小川範子さんと結婚されているという情報がありました。
しかし吉田秋生さんは女性、小川範子さんも女性とするとどちらかが、男性という可能性があります。
詳しく調べていくと小川範子さんと結婚されている吉田秋生さんは「よしだあきお」さんと呼び、TBSのディレクターをなさっているそうです。
漫画家の吉田秋生さんはご結婚されているか、検索をしましたが、わかりませんでした。漫画家の方には表に顔写真を出さない方が多いです。
TVに出演される方もいますが、たぶん、漫画家にはサービス精神が旺盛な方が多いため、出演することがあるのではないかと思います。
吉田秋生さんの漫画家40周年に行った重大発表について
吉田秋生さんは自身の漫画家生活40周年記念プロジェクトの一環として「BANANA FISH」のアニメ化をしました。
2018年にフジテレビの「ノイタミナ」で放映されるそうです。
「BANANA FISH」は1986年に連載を開始した作品です。連載開始から約30年たったいまでも多くのファンを擁している作品です。
漫画家としてクオリティの高い作品を作りながらも、アニメーション化されなかった漫画はまだまだあり、少年漫画では長期連載をしている「こちら葛飾区亀有公園前派出所」や「ジョジョの奇妙な冒険」も多くのファンがいましたが、作風のせいか、アニメ化されるまで時間がかかりました。
今回、「BANANAFISH」のアニメーション化された作画をみて、原作者の吉田さんは「やばい。あたしよりウマい。(笑)」とコメントをされたそうです。
吉田秋生さんの当時の作画は少女漫画家ながら大友克洋さんの影響を受けていました。「BANANA FISH」のようなハードな内容を描くために、作画手法の影響を受けたのかもしれません。
吉田秋生さんの年収について
吉田秋生さんの年収についてですが、漫画家生活40周年であり、今まで出した単行本の数からして、かなりのものでしょう。
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コメント
吉田秋生先生のお写真、これ間違いですよ。
写真の人物はモデルの山口小夜子さんの若い頃です。
掲載内容を直して写真は削除されたほうがよろしいかと思います。
実際のお顔は故米沢嘉博氏著「スピーチバルーンパレード」の中に載ってます。
グーグルで「スピーチバルーンパレード 吉田秋生」で検索すれば画像が出てきます。
ご指摘ありがとうございます。記事修正させて頂きました。
また貴重な情報ありがとうございます。