「先生の白い嘘」「ロマンス暴風域」等で知られているかわいい漫画家、鳥飼茜さんの作品と経歴についてインターネットで検索をしました。
鳥飼茜さんの結婚相手と旦那さんについて、また子供について、大学や高校などの学歴について等、お伝えいたします。
「かわいい漫画家」鳥飼茜さんの経歴と作品について
鳥飼茜さんは日本の漫画家です。誕生日は1981年です。出身地は大阪府になります。
鳥飼茜さんはかわいい漫画家としても知られています。そこで実際の顔を確認してみたいと思います。
参考サイト:exsiteニュース
かわいいですよね…。実は2017年の8月5日(土)にはテレビ東京のバラエティ番組『おしゃべりオジサンと怒れる女』にも出演していました。
漫画家の中にはあまり顔を出さない方や、表に出ない方もいるなかTVに出演されるとはサービス精神がある方のようです。
鳥飼茜さんは2004年の23歳の時に「別冊少女フレンドDXジュリエット」(講談社)でデビューをしました。なので鳥飼茜さんは少女漫画家として活動をしていました。
2007年には『わかってないのはわたしだけ』(KCデラックス)
2008年に『ドラマチック』(KCデラックス)を発売しました。
その後、活動の場を青年誌に移した鳥飼茜さんは、2010年には『おはようおかえり』を「月刊モーニングtwo」(講談社)で連載を開始しました。
この連載は2013年まで続きました。単行本(モーニングKC)で全5巻になります。
『おはようおかえり』は社会人3年目の堂本一保を中心に姉二人と恋人との関係性を描いた作品です。この作品は「女性の心理」と「欲望」を描いた作品ですが、あくまで主人公の堂本一保の視点が描かれています。
その為、堂本一保が気づかないことは基本的に描かれていません。この「気づかなさ」が物語の肝となっているのです。
『おはようおかえり』は2014年に「このマンガがすごい!2014」のオンナ編第9位を記録しました。
2012年には女性漫画誌に移り『おんなのいえ』を『BE・LOVE』(講談社)で連載を開始しました。
この連載は2016年まで続きました。単行本(KCデラックス BE LOVE)で全8巻になります。
『おんなのいえ』は29歳で3年間付き合った彼氏に振られた大前有香が母親のいる地元大阪に帰省することから物語が始まります。
この作品は男女の認識の差を描いた作品ですが、現代日本では結婚や恋愛に比重を置く女性が多いことが基本的に上げられます。
ただその認識自体、男性が考える「結婚」「恋愛」という概念によっているのが「おんなのいえ」の世界です。
帰省した主人公は母親によって「母と妹と姉」という女性だけの家族の人生を歩み始めます。果たして「男のいない女たち」の物語は何処へ行きつくのでしょうか。
この漫画は2015年に「第39回講談社漫画賞」一般部門にノミネートされました。
2013年には『先生の白い嘘』を「月刊モーニングtwo」(講談社)に連載を開始しました。
この連載は2017年まで続きました。単行本(モーニングKC)で全8巻になります。
主人公は24歳の高校教師の原美鈴。4年前にレイプされたことが原因で心療内科に通院をしています。
この漫画のテーマは「セックス」なのですが、その中でも「女性のセックス」に視点が向けられています。
高校教師をしている主人公の視点から高校生たちの生活が描かれているのですが、その視点は実は女性に対してかなり歪んだ視点を含んでいます。それは現代社会を「セックスがヒエラルキー化された世界」と主人公が認識しているからです。
そして、その歪んだ視点は彼女がレイプされたことが起因となっています。
しかし、この物語から得られるのは世界の狭さです。登場人物たちの関係性の狭さが、性というものに対する鈍感さを生み出しているのです。
このように成熟を拒否する物語は、現代は個人として生きるには心が傷ついていることが本質だからです。その為、恋愛理想主義として生きようとすることを社会が拒絶するのです。
女性が真に自立して生きるということは、性においての平等であること、つまり女性が男性を真に選ぶことが出来る社会なのではないでしょうか。
『先生の白い嘘』は「このマンガを読め!2015」で第8位を記録しています。
2014年には『地獄のガールフレンド』を「FEEL YOUNG」(祥伝社)に連載を開始しました。
この連載は2017年まで続きました。単行本(FEEL COMICS swing)で全3巻になります。
この漫画は3人の女性がシェアハウスで同居することから話が始まります。
離婚したり浮気をされたり家を追い出されたりと、主人公は現実的にかなり煮詰まっている状態です。そのなかで3人は関係性を一度戻すことを選択します。
つまり「逃げる」のですが、そのことで自分自身が何を求めているのかに気付いていきます。ほとんど主人公3人の視点だけで物語が展開していくので、会話(つまりコミュニケーション)というものが、生活においていかに重要なものかが見えてきます。
その生活を「地獄」と名付けたのが鳥飼茜さんの感性なのでしょう。少し酷いとは思いますが「地獄」という言葉さえも大したことがないのが本音なのでしょう。
2015年には『前略、前進の君』を「Maybe!」(小学館)に連載を開始しました。
『前略、前進の君』は世の中に出る前の女性の姿を描いた作品です。鉛筆で描かれた漫画で、そのデッサン風の粗さがニュアンスとして全面に押し出して表現されています。
この作品には鳥飼茜さんの「普通」の生き方や人生に対する違和感が表明されています。
また2015年には『ユーガッタ ラヴソング 鳥飼茜短編集』(KCデラックス BE LOVE)を発売しています。
『ユーガッタラブソング 鳥飼茜短編集』はタイトル通り短編集で4編の短編が収録されています。
『いきとうと』では生の残酷さを感じながらも生活の中で揺れ動く心理を描いています。この短編集にはかなりソリッドな作品が集まっています。鈍刀でなぶられる味わいが、心洗われる読後感へと繋がります。
表題作の「You’ve gatta ラブソング」以外は既発表作ながらコンセプトが感じられるのは鳥飼茜さんの作家性によるのでしょう。
2016年には『ロマンス暴風域』を「週刊SPA!」(扶桑社)に連載を開始しました。
この連載は2017年現在も続いています。2017年現在では単行本で1巻まで発売されています。
この漫画の主人公は高校臨時教員のサトミンといいます。結婚したくても出来ない主人公は風俗に行くことになるのですが…。
この漫画は優しいというよりも弱い男性が主人公です。主人公は寂しくて風俗を利用するのですが、周囲の女性はサトミンが何故風俗を利用するかも、何故風俗で働く女性がいるのかも理解できません。
現実というより単なる情報でしかない世界を描く漫画家の視点は、弱い女性のフェミニズムやウーマンリブ漫画だったのに対して、捕食者としての女性の視点が描かれています。
ではこの男性は弱いのでしょうか。実は最後まで男性の自意識が傷つかないのが『ロマンス暴風域』の思想なのです。
『ロマンス暴風域』は鳥飼茜さんにとって初の週刊連載作にもなります。
2017年には『マンダリン・ジプシーキャットの籠城』を「ダ・ヴィンチ」(KADOKAWA)に連載を開始しました。
『マンダリン・ジプシーキャットの籠城』は日常的に女性しかいない世界を舞台にしたファンタジー漫画です。
その中に一人しかいない男性の麗峰は当然のように美青年です。「男のいない女たち」の世界を描いてきた作家ならではの当てつけ感がユニークなニュアンスを出している冒険漫画でもあります。
性によって人生や生活を整えなければならない女性の生き方から男性が性によって生きていることの違いのニュアンスを伝えた漫画は昔からありますが、ここまであからさまに女性の中の男性をリアリズムにおいて象徴化したのが『マンダリン・ジプシーキャットの籠城』という作品の特徴です。
ユニークな漫画家活動をしてきた鳥飼茜さんが今後どのような作品を作るのか楽しみです。
鳥飼茜さんの結婚と旦那について
かわいい漫画家鳥飼茜さんは結婚されているのでしょうか。
検索の結果、ご結婚されていたそうです。しかも離婚もされているそうです。
鳥飼茜さん自身は離婚したことに対して、失敗したというふうには考えていないそうです。これはかなりナイーブな発言です。また鳥飼茜さん自身のご両親も離婚されていて母に育てられたそうです。
失敗と考えていないということは、周囲に「結婚は失敗だった」と言われたことがあるのではないでしょうか。しかし失敗と成功という考え方自体、それを行える人間の考え方です。やはり強者の思考であり、漫画家として成功したからこそたどり着いた考え方なのではないでしょうか。
鳥飼茜さんの子供について
鳥飼茜さんにはお子さんがいます。今もお子さんと暮らしているようです。
前述したとおり鳥飼茜さんは離婚をされています。他人には理由はわからないのですが、結果的に結婚生活を継続できなかったということでしょう。
鳥飼茜さんの漫画には離婚をして、子供を引き取り育てている女性が登場しますが、実際に男性が子育てを援助したり、金銭を払ったりはなさらないのでしょうか。子供を育てるのは女性の役割、といった意外に古典的な感性を鳥飼茜さんは持っているような気がします。
このことから、結婚と自由恋愛を分けて考えてきた女性ならではの自意識が垣間見えるのは気のせいでしょうか…。
鳥飼茜さんの大学と高校の学歴について
鳥飼茜さんは芸術大学出身だそうです。しかし大学の名前はまではわかりませんでした。
あまり明かしたくないのかもしれません。普通に考えると大阪出身なので大阪府にある大学なのかも…と想像しますが。意外に大学を卒業するのに苦労をなされたのかも知れません。