「週刊少年サンデー」に「だがしかし」を連載中のコトヤマさんの作品と経歴についてインターネットで検索しました。性別や年齢などプライベートな部分から、絵の上手さについて、また「名探偵コナン」の記念イラストや年収について、お伝えいたします。
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コトヤマさんの作品と経歴について
コトヤマさんは日本の漫画家です。2012年にBookLive!の雑誌『ComicLive! Drive』の「イグジス」で漫画家としてデビューを果たします。
その後インターネット上で漫画を執筆していた時に、週刊少年サンデー編集部にスカウトをされます。
2013年、「アズマ」で「まんがカレッジ」にて佳作を受賞しました。
2014年から、「だがしかし」を「週刊少年サンデー」で連載を開始しました。
「だがしかし」は駄菓子をテーマにした漫画です。
主人公は鹿田ココノツ。実家は「シカダ駄菓子」という名前の駄菓子店を経営している設定です。ちなみに店名の「シカダ駄菓子」は回文になっていて逆から読んでも「シガダダカシ」と同じように読めます。
回文にはルールがあり、濁点を含む場合と含まない場合があります。今回の「シカダ駄菓子」の場合は駄菓子を含まないルールにおいて回文として成り立っています。
鹿田ココノツは漫画家を目指していますが、話はココノツの「漫画家になりたい」という気持ちを置き去りにして、駄菓子と駄菓子屋を中心に進んでいきます。
それもそのはずで駄菓子屋の経営をしている父の鹿田ヨウは駄菓子業界では有名人なのです。父は息子の鹿田ココノツに実家の駄菓子屋を継いでもらいたがっています。そのためには息子の夢である漫画にも手を出すという息子不幸です。
そんな、漫画家の夢のために毎日徹夜で漫画を描いている「シカダ駄菓子」に、大手菓子会社「枝垂カンパニー」の社長令嬢、枝垂ほたるが登場します。
彼女が「シカダ駄菓子」にやってきた理由は鹿田ヨウを自社に引き抜くためでした。
しかし鹿田ヨウは息子の鹿田ココノツが「シカダ駄菓子」を継ぐまでは店を離れない、と言い張り断ります。
鹿田ココノツには実は駄菓子屋があり、枝垂ほたると父の鹿田ヨウは鹿田ココノツに何とか「シカダ駄菓子」を継がせるために、あらゆる手段を使い、駄菓子の魅力を伝えようとするのです。
というのがこの漫画の概略なのですが、昔から駄菓子と言えば「うまい棒」「ポテトフライ」などで現代ではコンビニエンスストアにも売っていないものもあります。
中には「ブラックサンダー」は駄菓子なのか、コンビニエンスストアの菓子なのか、のようなマニアックな議論が繰り広げられます。
「だがしかし」のギャグは一見駄菓子に関する回顧的なギャグのように受け取れますが、この漫画は、「駄菓子」に関して回顧的な部分をほとんど一切組み入れていないことが、漫画として成り立っているところです。
しかしそこには「駄菓子店」が昔からの子供同士のコミュニケーションをとる場所として存在したことを意味します。この昔ながらの文化を現在に復興させるという考え方は再生エネルギー事業が発展している現代でこそ、多くの人に理解されやすいのではないでしょうか。
現代ではゲームでいうと「ポケットモンスター」や「妖怪ウォッチ」などが子供同士のコミュニケーションツールとして活用されています。
ちょっと前なら「たまごっち」などもそれと似たようなものなのかも知れません。
よく自己啓発的本やメディアで「ポケットの中の怪物」や「すべて妖怪のせいにする問題」など子供の遊びにおける一つの事象から、問題を拡大することがあります。実際の問題は、怪物や妖怪という現象が合理性をもとに思考することで生まれたという文化や歴史に関する認識が薄いことにあるのではないでしょうか。
昔は陰陽師などが平安京の東西南北に其々、白虎、青竜、朱雀、玄武などの神獣を配置することで闇や魔から天皇を守ろうとしていたそうです。
現代は子供が怪物や妖怪を簡単に操れるゲームがある一方で、昔は陰陽師などが政治において、新たに守るべき「何か」のため、新しい霊獣を作ったことは非常に重要な考え方だと思います。
現在は「だがしかし」は単行本で8巻まで続いています。
コトヤマさんの性別と年齢について
コトヤマさんは以前「コト」という名前で漫画家活動をしていました。しかし依然活動していたホームページは現在、閉鎖されていて確認することができません。
コトヤマさんの自画像です。
pixivに「コト」という名前でコトヤマさんが利用していたそうですが削除されてしまっています。結局、性別もわかりませんし、同時に年齢もわかりません。
2012年に活動をはじめ、2014年には週刊誌「週刊少年サンデー」で活躍しているのを見ると、とても速い漫画家活動をしています。
コトヤマさんの場合は漫画家としての「コトヤマ」のほうが今のところ重要なのでしょう。ネットで活動を始めた漫画家の場合、漫画のほうに力点があり年齢・性別はあまり関係がないのでしょう。
それは現在のコトヤマさんの「だがしかし」が連載され、TVアニメ化されていることからもわかると思います。
コトヤマさんの絵と画力について
コトヤマさんの画力は「だがしかし」の絵から漫画風のイラストがうまいのはわかります。また、ギャグのテイストに関して、うすた京介さんの「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」ともつながるナンセンスなギャグの雰囲気があります。
ただ、うすた京介さんは自身でも自覚があったそうですが、可愛い女の子が描けないということで悩んでいたそうです。
一方、コトヤマさんの漫画に登場する女性は、可愛い感じがします。この違いが非常に大きいのではないでしょうか。
「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」からは主人公の花中島マサルさんに癖があるキャラながらも可愛い感じが出ています。ちなみにマサルさんは男子なので可愛いが妙なテイストになっています。
「だがしかし」の場合は可愛いキャラが女性である枝垂ほたるにあてはまり、それが漫画の魅力になっています。
コトヤマさんの「名探偵コナン」と記念のイラストについて
コトヤマさんは青山剛昌さんの「名探偵コナン」の記念イラストを寄稿しています。コトヤマさんが描いたキャラは浅井成実でした。
浅井成実というキャラは一見女性なのですが本当は男性という特異なキャラクターです。本名は麻生成実という名前です。ある理由で女装をしていて、医者としても仕事をしているという設定でした。
浅井成実はある事件で罪を犯し、最後に自殺をしてしまいます。
浅井成実は「名探偵コナン」の中でも唯一自殺をした犯罪者でもあり、江戸川コナンの探偵としての姿勢を明確にした話にもなっています。
推理小説では殺人がおこるのが当たり前です。しかし物語において、常に殺人がおこるという物語は現実と変わらないものなのではないでしょうか。
「名探偵コナン」はあくまで少年漫画としての姿勢をとるために「推理においてさえも犯人を殺さない」というスタンスを取ったように思えます。
この「少年漫画らしさ」をスタンスとして残しているからこそ、時に荒唐無稽な推理を披露しながらも長期連載が続いているのでしょう。
コトヤマさんが浅井成実を記念イラストに寄稿したのは「名探偵コナン」のファンの心理を抑えたチョイスであり、コトヤマさんの漫画家としての感度の高さを物語っているのではないでしょうか。
コトヤマさんの年収について
コトヤマさんの漫画は現在「だがしかし」の単行本8巻のみの状態です。2017年から「だがしかし」はアニメ化されました。また新たに2018年にもアニメ化されるそうです。
今後も収入が増える可能性があると思われます。